実績

第64回外国人による日本語弁論大会 会場&周辺ガイド(東京都昭島市)


12月6日開催の「第64回外国人による日本語弁論大会」の会場となる昭島市。会場となるFOSTERホールまでの道のりや周辺を散策しました。都心からわずか30分。川と森と地下水が息づくまち、昭島。
ぜひ、この機会に訪問してみてください。

今回ご紹介するところ

ホールと昭島市の水や歴史が楽しめるところをご紹介します。昭島市には魅力的な場所がいっぱいあります。お散歩をして、「あなただけのおすすめ」を見つけてください。

FOSTERホール(昭島市民会館)

まずはここ。大会の舞台となるホールの雰囲気をご紹介!

 

昭島市FOSTERホール

第64回「外国人による日本語弁論大会」の会場となる 昭島市民会館(FOSTERホール) は、JR昭島駅から徒歩約6分の場所にあります。
文化や芸術活動の発表・鑑賞の場として市民に親しまれており、小ホール、音楽室、美術工芸室、会議室など多目的な施設を備えています。

昭島市FOSTERホールの客席、舞台、通路の様子

隣接する「市民会館公園」には、池を泳ぐ鯉の姿も見られ、駅近でありながらゆったりとした雰囲気が魅力です。

アクセス

最寄り駅:JR青梅線 昭島駅(北口)より徒歩約6〜9分(約400m)。
  1. 昭島駅北口を出ます。
  2. 駅前ロータリーを横切り、まっすぐ進みます(線路沿いを右手に見て歩くルートがわかりやすいです)。
  3. つつじが丘エリアへ入り、案内標識に従って市民会館(FOSTERホール)へ。

住所:東京都昭島市つつじが丘3-7-7

▶ 観覧応募ページは こちら(昭島市公式)



弁論大会のついでに・・ではもったいない! ぜひ立ち寄りたい昭島のスポット

昭島駅前 給水スポット

昭島市駅前の給水スポット、昭島市のゆるきゃら「ちかっぱー」がお出迎えします。

昭島駅南口にある給水スポットでは、昭島市自慢の「おいしい水」を楽しむことができます。
昭島市は、良質な地下水に恵まれた“水のまち”。駅南口の給水スポットには、市のキャラクター「ちかっぱー」が目印として立っています。

お気に入りのタンブラーやボトルを持参して、ぜひ昭島のおいしい水を味わってみてください。
市内にはこのほかにも、全5か所に給水スポットが設置されています。

詳しくは▶昭島市ウェブサイト「給水スポット一覧」


昭島の水でつくるクラフトビール ― イサナブルーイング(ISANA Brewing)

昭島の魅力を語る上で欠かせないのが、イサナブルーイングです。
元エンジニアのオーナーが「美味しいお酒は美味しい水から」との思いで立ち上げたクラフトビール醸造所。
昭島の地下水はウイスキーや日本酒づくりにも適しており、そのまろやかさがビールの味わいにも生かされています。

イサナブルーイング

地元の方々からは「昭島にもこんな場所ができて嬉しい」との声も多く、福生や豊田など多摩地域のブリュワリーとも交流があるそうです。
店内ではコーヒーも提供しており、アウトドア店巡りの後に一息つく人や、近隣の重工業企業の外国人エンジニアなどの姿も見られます。

イサナブルーイングの内部

店内にある醸造施設も本格的で、見ているだけでも楽しい。
店名の「イサナ(鯨魚)」は万葉集にも出てくるクジラやイルカなども含む単語です。
覚えやすく、昭島らしいネーミングとして地元に親しまれています。

昭島のクラフトビール「イサナブルーイング」取材記事を読む

東京・昭島の地で見つけた「独立のきっかけ」

「もともとは府中の出身なんです」と語るのは、イサナブルーイングのオーナー。
もともと機械設計の仕事をしており、昭島への引っ越しを検討していたという。

イサナブリュワリーのオーナー

「いろんな物件を見ていた中で、ちょうどいい場所が昭島で見つかって。昭島の水はおいしいと聞いていたので、せっかくなら“水のおいしいところ”でビールをつくってみたいと思ったんです。」

「水」からはじまるビールづくり

クラフトビールの味を決める大きな要素の一つが“水”。
「アルコール度数が5%のビールでも、残りのほとんどは水。不純物の少ないおいしい水は、ビールの味にそのまま影響します。」

昭島市は、多摩川の伏流水を利用した良質な水に恵まれた街。おいしい水から生まれるビールは、地元の人々にも親しまれています。

地元に根ざすブリュワリーとして

「昭島って、昔は“何もない町”という印象を持たれがちだったんですが、
最近では『イサナブリュワリーができてうれしい』と地元の方に声をかけてもらえるんです。」
地域とのつながりも深まり、多摩地域のブリュワリー同士でも交流が盛んだという。
「豊田や福生の醸造所とも仲が良く、みんなで相談したり、助け合ったりしています。」

クジラの名に込めた思い——「イサナ」という名前

店名の「イサナ」は、“クジラ”を意味する古語。

「万葉集を読んでいて“イサナ”という言葉に出会いました。ビールのブランド名はカタカナや英字が多い中で、日本語らしい響きと覚えやすさが気に入って、この名前にしました。」

コーヒーとの意外な組み合わせ

イサナブルーイングでは、ビールだけでなくコーヒーも提供している。
「どちらも“嗜好品”であり、水が命。アウトドア用品を買いに来た方がコーヒーを飲んで帰ったり、コーヒーをきっかけにビールを買ってくださったりと、相乗効果があります。」

一杯のビールのあとにコーヒーで締める——そんな楽しみ方をする常連客も多いという。

昭島ならではの多様な交流

「福生が近いこともあり、外国の方もよく来られます。重工業会社のエンジニアの方なども多く、カウンターが全員外国の方という日もあります。」

店主おすすめ・昭島の楽しみ方

「アウトドア用品店が多いのが昭島の特徴です。奥多摩の入り口としてキャンプや登山を楽しむ人が訪れます。
そして何より、お水がおいしい。
コーヒー店やお蕎麦屋さんなど“水にこだわるお店”が多いのも昭島の良さですね。」
(写真提供:イサナブルーイング)

住所:東京都昭島市昭和町2-7-15

アキシマエンシス

FOSTERホールから徒歩4分、「アキシマエンシス」(教育福祉総合センター)は、「つなぐ・広がる・見つける・育む」をコンセプトに、市民図書館、郷土資料室、教育・福祉支援施設などを一つに集めた大型複合施設です。
施設名は市内で発見された新種クジラ「アキシマクジラ(学名:Eschrichtius akishimaensis)」から採られており、館内では原寸大のレプリカが展示されています。


写真提供:昭島市

郷土資料室ではアキシマクジラほか、昭島市内で発見された化石・民具・土器などの展示があり、触れて学べる仕掛けも多数。子どもから大人まで興味を持てるコンテンツが豊富です。
カフェスペースや屋外読書ひろばもあり、ゆったりした時間を過ごすのにも適しています。

住所:東京都昭島市つつじが丘3-3-15

水が育む昭島の四季菓子 ― 御菓子司 丸美屋(Marumiya)

丸美屋

東中神駅南口の老舗和菓子店「丸美屋」は、昭和40年創業。清らかな昭島の地下水を使い、四季折々の和菓子を丁寧に手づくりしています。春の柏餅、夏の水ようかん、秋の栗むしようかんなど、季節ごとに変わる味わいが魅力。店主・熱田さんは「水が命。和菓子は水があってこそ」と語ります。昭島の水の恵みと職人技が生む、やさしい甘さをぜひ。お土産にもピッタリです。
(出典:昭島市公式サイト「御菓子司 丸美屋」)

JR東中神駅から徒歩7分

住所:東京都昭島市玉川町4-4-3

おわりに

都心から電車で30分とは思えないほど、水のおいしい緑が豊富な癒される景色のある昭島市。
日本語弁論大会の観覧の前後には、ぜひ地元の味にも触れてみてください。
昭島の魅力をまるごと味わえる小さな旅が、あなたを待っています。

昭島市のクジラマンホール、イサナブルーイングの壁から水の出るタブ、FOSTERホールのある昭島市立市民会館公園とキンモクセイ
(左から、イサナブルーイングの壁から水の出るタブ、FOSTERホールのある昭島市立市民会館公園とキンモクセイ、昭島市のご当地マンホールはクジラ柄)